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講義名 スタートアップセミナー
講義開講時期 前期
基準単位数 1 時間 30.00
講義名(英語) Startup for Academic Skills
カリキュラム区分
課程
開講年次 1年・編入3年次前期

担当教員
氏名
◎ 人間科学・専門基礎科学教員  
谷 知子
片山 修

選択必修 必修
科目分類 総合科目
授業形態 演習
学修の到達目標  大学における学習・研究に必要な情報収集の方法や論理的文章の書き方の基本を学ぶとともに、広く大学における知の探究の様々な考え方や方法に触れることを目的とするセミナーである。基本的に少人数のゼミ形式で行い、学んだ態度を用いてレポート作成やプレゼンテーションを行うことで、自分の考えを持つことの重要性を体感するとともに、筋道立てて人に伝える方法を体験的に学ぶ。
ディプロマポリシーとは次の項目について関連している。
1. 人間を全体として捉えることができ、人間の存在や経験の意味を洞察することができる。
2. 生命の尊厳と人権を尊重し、常によりよい行動を取ろうとする倫理的態度を身につけている。
3. 他者と関わる力を有し、能動的に他者との関係を築くことができる。
7. 異なる文化や様々な価値観を理解し尊重する態度を身につけている。
科目の目的及びねらい 現代社会は複雑であり,多様な知的探求がなされている.大学での学修の開始にあたって,まずは,その多様性を体感し,ついで,ゼミナール形式で,知的な探求活動に参加するとはいかなることなのかを理解し,今後の学修の基礎とすることがねらいである。
授業のキーワード 知の技法、情報収集、論理的文章、研究入門、プレゼンテーション
授業内容及び計画 担当教員:各教員が12名程度の学生グループを担当します。グループは無作為に振り分けます。編入生は1グループとします。
1回 授業の進め方に関するガイダンス[担当:各教員]
2,3回 内容は下記参照★ [担当:各教員]
(1年生、編入生合同)
4回 図書館の利用方法(オンライン文献検索を含む)[担当:本学図書館司書]
5,6回 レポートと論文を書くことの意味と方法[担当:藤木]
7回 情報社会に身を置くということ[担当:片山]
8回 大学での学びとその後の持続的学び:私の体験から[担当:髙木(本学特任教授)]
9~14回 内容は下記参照★ [担当:各教員]
★各グループ内で、それぞれ設定した課題に対して個人あるいはグループで取り組み、レポート作成やプレゼンテーションを行うことで、自分の考えや気付きを筋道立てて人に伝える方法を体験的に学ぶ。さらに、グループ内での議論や意見交換などにより、多面的に物事を見て自分の考えを客観視する事で、考えを深めていく姿勢を学ぶ。課題の設定は、各担当教員がそれぞれの専門や考えに基づき行う。 
※講義の開講順は、適宜入れ替えられることがあります。
使用テキスト 松葉祥一『ナースのための実践論文講座』、人文書院(2008).
前原澄子、遠藤俊子 他 『看護学生のためのよくわかる大学での学び方』(2版)、金芳堂
(※上記2冊の書籍は、スタートアップセミナーの他、看護学科目でも教科書として使用することがありますので、必ず購入して下さい。)
参考文献 ※各グループごとに,担当教員から指示があります。
事前・事後学習 各グループごとに,違った事前学習課題および事後学習課題が課される部分と,授業履修者全員に同一の事前学習課題と事後学習課題が課される部分がある.後者の例としては,「図書館における文献検索法」や「大学におけるレポートの書き方」が対象となるので,事前に指定のテキストの該当部分を見ておくことや,事後に習得した方法を復習することが当然に事前・事後学習課題となろう。
成績評価の方法と基準 授業への取組:「演習への取組」「ディスカッションへの貢献」 50%
課題:「レポート」「プレゼンテーション」 50%
教員から学生へのメッセージ・オフィスアワー 大学では、正しい情報や知識、方法に基づきつつ、答えが自明でない問題や課題に取り組み、社会にメッセージを発信していく事が求められます。スタートアップセミナーで、様々な視点から物事を探求し、その成果や自分の考えを筋道立てて人に伝達して、他人と共有・議論するプロセスの葛藤と楽しさを体験して、大学における知の探求の基礎を築いてください。みなさんの主体的・積極的な取り組みを期待します。